2019 March

 

   
 
 
フランス人は本当によく使う。コップにパセリの葉を入れてハサミでチョキチョ キ、初めて見た時は驚いたけれどやってみるとまことに上手く行く。サ ラダは もちろん、ソースを作るときも最後にパセリを加えると香りがグンと良くなる。 キッチンにブーケのように飾るのも清々しい。

 

 

   
 
 
両親の同級生で古い家族ぐるみの友人であるガラス工芸家の河上恭一郎氏、まだ 氏が学生だった頃のプロトタイプ、そして著名になられてからの作品と 数々の 河上作品に囲まれて育った私。中でも母のお気に入りだったこのフラワーベー ス、花器としてだけでなくオブジェとしても美しい。

 

 

 
 
不思議な植物ばかりが並ぶお花屋さん、毎回伺う度に「こんな形がありうる?」 と思うような植物に遭遇。何よりもオーナーの驚くべき博識と植物に対 する きめ細やかな扱いに感動する。トゲは刺さると痛いだけでなく危険もあるとか、 全ての葉がゴムのキャップでカヴァーされている・・・。

 

 

 
 
 
エールフランスのメンバーになってから30年以上、もう100回以上パリー東 京を飛んでいると思うと少々気が遠くなる。永久プラチナメンバーの バッゲー ジタグが届くたび長い日仏生活に思いを馳せる。今年もそろそろ年度末・・・。

 

 

 
 
 
エスモード・パリ東京校の卒業審査も終わり、ラ・フォーレ原宿の特設ブティッ クで販売会が始まる。学生のうちに自作の販売まで経験できるという素 晴らし いシステムに感激する。エスモードのエコバックに商品を入れてお会計、皆さん のキラキラした笑顔が印象的。

 

 

   
 
 
事務所で毎朝郵便物を開ける度に使っているペーパーナイフは女子高等科の卒業 記念品。桜の花があしらわれたかんざしを模った優美なペーパーナイ フ、久し ぶりに箱書きを読み工芸の古見先生のデザインと知る。34年経った今も使い続 けられる素敵な記念品に感謝する。

 

 

 
 
シアトルの建築家のお宅にホームステイに行った高校一年生の夏、奥様はリトグ ラフの作家で私はアトリエでお手伝をしながら打ち合わせ、デザイン、 制作、 納品と言う一連の仕事の流れを知る。私の人生のターニングポイントとなった経 験でもあり、デザイナーとして生きていくささやかな決意をした 懐かしい思い 出。帰国する時に記念に頂いたARTBINのツールボックスは今も私の宝物。

 

 

   
 
 
「子供の工作の本」を作りたいという長年の夢、日々の雑務に忙殺されて仕事に 関わること以外今は出来ないけれど工作の材料は気がついた時にストッ クして いる。ボタンやリボン、胡桃の殻や貝殻など、箱に入れて大切にしていた子供の頃を思 い出す。

 

 

   
 
 
「手作りの封筒を作る」というチャリティー活動をお手伝して以来、美しい包装 紙を見つけるとつい封筒を作ってしまう。子供の頃は本当に何でも作っ ていた ので自作の封筒に自作のカード、組み合わせを考えてお手紙を書くのが楽しみ だった。今はそんな時間はないはずだけれど・・・。

 

 

   
 
 
香水が大好きだった母、今も母の部屋に入ると香水の華やかな香りがふわっとし て懐かしい気持ちでいっぱいになる。香水はもちろん、その瓶のコレク ション も膨大で形もさまざま。少しずつ私に似合う香りを選んでパリに持って帰ること に。

 

 

   
 
 
久しぶりの成田空港、早めに着いてのんびり免税店でショッピング。私にとって は唯一のショッピングタイム、母と同じく私も香水が大好き。シャネル の新し いパッケージが美しい。

 

 

 
 
 
パリに戻ると早速カフェへ、懐かしい顔に次々会い帰ってきた実感。落雁はカ フェにも合う上、可愛らしい形と季節感もあり喜ばれるプチギフト。皆さ んへ のお土産をラッピングするのも楽しい時間。

 

 

   
 
 
皆さん本当に日本が大好き、和食はもちろん最近は和菓子も大人気。友人がお茶 にいらっしゃるので早速日本から持ってきたきび団子とほうじ茶。しかし桃 太郎か ら説明するのはなかなか大変で、「桃の中から!?」と大変な驚きようで困って しまう・・・。

 

 

   
 
 
フランス人の日本好きはもはや一過性のブームではなく日常の生活にしっかり根 ずいているようで、竹製品も人気のグッズ。おしぼりのトレーやコース ター、 洗濯ばさみまで全て竹、日本でも見た事のないBANBOOグッズ。

 

 

 
 
 
パリではすっかり定着した自転車のシェアサービス「ヴェリブ」、そして電動自 動車のカーシェア「オートリブ」、電動スクーターと続きついに電動 キック ボード「LIME−S」のシェアサービスが始まる。専用アプリをダウンロード しハンドル部分にあるバーコードをスキャン、ロックが解除され ると電動アク セルが稼動するというシステム。どこでも乗り捨て可能、アプリの終了ボタンを 押して利用時間や距離によってクレジット・・・、私には未来の乗り物のように見えるけれど ぜひ一度乗っ てみたいもの。

 

 

 
 
我が家の斜向いにあった大きな郵便局がとうとう無くなる。セピア色の昔の写真 を見るとホームのカフェは「CAFE DE LA POST」となっ ている のでおそらく戦前からあった郵便局。ネット時代の波には逆らえず、かろうじて 後数ヶ月は切手の販売と郵便の窓口だけを残すとか。更に窓口に 人は一人、後 はマシンでクレジットカードのみの取り扱い。かつては郵便貯金の窓口が並び、 壁いっぱいに記念切手の見本が貼られていたのも遠い 昔・・・。

 

 

 
 
 
大好きなパット・ド・フリュイはフルーツの果汁だけで作ったゼリーのお菓子。 日本ではあまり見かけないけれどフランスではポピュラーなスウィー ツ、濃厚 な果物の香りとコクのある味わいがコーヒーにもぴったり。ボワシエールの鮮や かなパッケージと美しい缶に宝石のようなパット・ド・フリュ イ・・・、素敵 なプレゼントに感謝。

 

 

 
 
 
フランスでは「マニュスクリ」と言う手書き文書の専門家、専門店がある。我が家 の近くにあるサンジェルマンの文化人が残した文書や書簡を閲覧できる 図書館 のようなブティック、ヴィクトル・ユーゴーやマルセル・プルーストの直筆を見 る貴重な体験。こんなカードもあり文豪を少しだけ身近に感じる サンジェルマ ンらしい素敵なアドレス。

 

 

 
 
パリから帰国すると軽井沢もそろそろ春の気配、久しぶりに歩く旧道でチェコの クリスタルの最高峰「モーゼル」を発見、さすが軽井沢。美しいクリス タルグ ラスは高原のテーブルにもぴったり。

 

 

 
 
 
卒業式シーズン我が家は花束で溢れる。お花屋さんに入ったような芳しい匂いが サロンいっぱいに広がり何とも爽やかな朝。夜のうちに蕾が一気に開い ていた り・・・、切り花とはいえ自然の神秘を感じる。子供の頃、「お花は夜になると お喋りするのよ」という母自作のお話を思い出す。

 

 

   
 
 
母の香水好きはミニチュアボトルのコレクションにも・・・。どんなモノの「集 める」が基本の母、今流行りの断捨離とは真逆の感性。子供の頃何かを 捨てよ うとするといつも「取っておいたら?」と言う母、おかげで今も手元に思い出の 品が沢山ある。可愛らしい香水瓶を母が大好きだった、こちらも 捨てずに 「取っておいた」DEMELの箱に並べる。

 

 

 
 
 
頂いた花束を間引き、長い茎のバラは少し開いたところでドライフラワーに。暖 房の温かい空気に一気に当てると色がそのまま残る美しいドライフラ ワーが出 来る。ワードローブにバラの香り、出来上がるまでしばし芳しい朝を楽しむ。

 

 

   
 
 
スキーシーズンもいよいよ終了、プリンスの方からなぜか毎年頂くお米。私はパ リに長く住んでいるけれどパンよりお米が好きなので何より嬉しいプレ ゼン ト。スキーシーズンの終わりはいつも何となく寂しい・・・。

 

 

 
 
 
mono index 頂いたお花を間引いては活けなおし、アレンジを替えて・・・。延々に咲き続け ているのでは?と思うほどその生命力に驚く。事務所の打ち合わせテー ブルは お花畑のようで皆さんがその香りに思わず深呼吸。 page top

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